とびひ(伝染性膿痂疹)

どういう病気?

黄色ブドウ球菌や、連鎖球菌などの細菌の感染によって起こります。
虫刺されや湿疹などにこれらの細菌が感染すると菌が作る毒素で皮膚がめくれたり、水ぶくれになったりします。

主な症状

  • 皮膚の赤み
  • 水疱
  • びらん
  • かさぶた

とびひ(伝染性膿痂疹)の特徴

夏は虫刺され、それ以外の季節は乾燥などによる掻きむしりが引き金で発症することが多く、感染性が強く、掻くことでとびひという名のようにあっという間に他の部位に広がります。他の人にも感染します。

一般的な診断・治し方

症状が軽い場合は抗生剤の塗り薬を使用します。
広がっている場合は塗り薬に加え、抗生剤の内服を5日〜7日ほど行います。
治療を開始し2.3日で改善傾向があるかどうか判断します。

ホームケアアドバイス

皮膚は石鹸を泡だて優しく洗い流します。湯船につかることは控え、シャワーにしましょう。
他の部位への感染、他の人への感染を防ぐために症状のある部分を触らないようにガーゼなどで覆います。

受診の目安

  • びらんや水疱がひろがって火傷のようにむけてしまった時
  • 熱が出た時

登校・登園の目安

症状のある部分が覆えない場合は登園できません。
プールもタオルなどを介して感染する可能性があるので控えましょう。