これまでは2歳までにほとんどの小児が感染すると報告されていましたが、近年感染年齢が年長化していると言われています。風邪のような熱であったり、発疹がはっきりしない場合もあります。
予防接種は治ってから2週間経てば接種できます。
どういう病気？
ヒトヘルペスウイルス6型、ヒトヘルペスウイルス７型の感染によって起こります。
38度以上の熱が3日ほど続きます。熱が下がる頃に全身に発疹が出て、数日で改善します。
発熱時は高熱の割に機嫌が良いことが多いのですが、うんちが緩くなる子もいます。発疹は痒みがなく、この時期は不機嫌になります。
熱性けいれんを引きおこしたり、急性脳症などの合併症もあるので注意が必要です。
主な症状
- 3日程度続く発熱
- 熱が下がってからの発疹
突発性発疹の特徴
突発性発疹のウイルスは一度感染すると体内に潜んでおり、唾液中に排泄されたウイルスから感染すると言われています。
母親からの免疫が下がる生後半年ごろからかかりやすくなります。
一般的な診断・治療
迅速検査はありません。
高熱が出ても発疹が出るまで突発性発疹の診断がつきにくいため、慎重な経過観察が必要です。
治療薬はありません。
ホームケア・アドバイス
熱が高くても機嫌が良いことが多いのですが、必要な水分が増えるので、ミルクや乳幼児イオン飲料などの飲みものをこまめに与えましょう。
熱が高く眠れない場合や飲めない場合は解熱剤を使ってみましょう。
受診の目安
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けいれんを起こしたとき
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水分がとれず、解熱剤を使ってもぐったりとするとき
登校・登園の目安
解熱し、機嫌が回復したら発疹が残っていても登園は可能です。