こんにちは。コドモのミカタです
今日は水曜日。折り返しです。
連日お伝えしているように、とってもインフルエンザが増えています
必然的に、毎日毎日インフルエンザの検査を行うことになります。
インフルエンザの検査は、ご存知のように基本的には鼻の奥に綿棒を入れて、鼻水をしっかり採取して検査を行います。
(絵:大塚製薬HP)
一応、最近の検査キットは感度が良くなってきているので、ティッシュやラップにかんだ鼻水でも一応検査ができるケースも出てきています。
ただ、鼻水でも「できる」とは言え、綿棒の成績を上回るかというとそこまで言い切れません。
鼻かみの鼻汁で陰性と出てしまうと、
「綿棒で鼻の奥を検査したらもしかしたらプラスだったのかも」
という疑念が、医療者も患者さんも拭えないので、まだまだ綿棒を使って検査をする医療機関が圧倒的に多いのではないでしょうか。
ということで、やっぱり綿棒を鼻に突っ込まれることが多いんですが、検査をする人によって痛みが大きく異なります
実はこれ、ちょっとしたコツがあります
鼻の粘膜をゴシゴシすると痛いので、できるだけ粘膜に触れずに鼻の奥に到達したいのです。
上の図で行くと、下の黄色ラインを通して、赤丸ゾーンのウイルスを捕まえたい。
いかに粘膜に触れずにそこに到達させるかが腕の見せ所です
で、細かいコツは術者によって色々ありますが、痛みを緩和するために患者さんができるアクションが2つかあります
一つは、詰まっていない方の鼻でお願いすること。
鼻が詰まっているときは、鼻の粘膜が腫れて、綿棒の通り道が狭くなっていることが多いです。つまり奥まで行くまでに粘膜をこすって痛みが出やすいわけです。
なので、詰まっていない広い通路を通す方が痛くないんです
二つ目は、出来るだけ自分で鼻の穴を広げる(鼻先を上にあげる)こと。
コツとしては、鼻の付け根(目の間)にシワを寄せる感じで目をギューっとつむるのが良いです。そうすると鼻先が上にあがって、上の図でいう黄色の矢印がきれいに通るようになります。
逆にやってはダメなのは、怖がって鼻の下を伸ばすように鼻先を下げてしまうこと
これをやると確実に痛くなります
自分でできることはやっておいて、あとは信頼できる先生に身を委ねましょう
動いたら粘膜をこすって痛みが出ますので、恐れず任せることです
オトナもコドモも嫌な検査ですが、少しでも楽に受けられると良いですね
今日も読んでくれてありがとう!!
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