【ママ・パパ必読】子どものインフルエンザ①概要

コドモの病気と治療
Monkeypox virus, 3d virus background, monkeypox virus molecule on blue background, medical background with virus molecules

はじめに

こんにちは、小児科専門医のケイジです。

すでにインフルエンザの流行が始まっていますが、気温が下がってくるとこれから本格的に流行に火がつくことが予想されます。

今日から数回にわたって、毎年恒例のインフルエンザについての詳しい情報を新米ママ・パパたちに向けてわかりやすく解説します。

では行ってみましょう!

インフルエンザって何?

インフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症です。

このウイルスはA型、B型、C型といった複数のタイプがあります。(C型は

主にA型とB型が流行を引き起こします。A型には現在、H1とH3という亜型が存在し、年によって流行株が変わります。

急激な高熱、筋肉痛、喉の痛み、咳、全身のだるさなどの症状が特徴です。特に子どもたちは重症化しやすいので注意が必要です。

インフルエンザの語源と由来

インフルエンザは、その流行が周期的に現われてくるところから、16世紀のイタリアの占星家たちはこれを星や寒気の影響(influence)によるものと考え、これがインフルエンザの語源であると言われています。

どうやって感染するの?

インフルエンザは、感染者が咳やくしゃみをすることで飛沫が飛び散り、これを他の人が吸い込むことで感染します。コロナで有名になりましたが「飛沫感染」と言います。

また、ウイルスが付着した物を手で触れた後、手を顔に触れることでも感染のリスクがあります。

子どもたちは学校や保育園でのダイレクトな接触が多いため、特に感染リスクが高まります。

予防は?

  • 予防接種:最も効果的な予防方法として、秋から冬にかけてのインフルエンザの流行前に、予防接種を受けることがおすすめです。特に5歳以下の子どもは重症化しやすいため、接種が望ましいでしょう。(ワクチンについては別で記事を作成しますね)
  • 手洗い:外出から帰宅した際や、食事前などには、しっかりと手洗い・うがいを行うことで感染リスクを低減できます。
  • マスクの着用:特に人混みや密閉された場所での感染リスクが高いため、マスクの着用を心がけてください。

疑わしい症状が出たら?

もし子どもに高熱や強いだるさ、関節痛などの症状が見られた場合は、小児科の受診を検討しましょう。

ただし!

ここで大事なのは「できるだけ早く、ではない」ということです。

あまり焦って受診しても、発熱後数時間ではまだ検査の正確性が低い場合があります。

そうなると、場合によっては改めて翌日受診してもらったり、鼻の検査を2回しないといけなかったりする可能性があります。ただでも熱でしんどい時に、何度も受診や検査が必要になるのは辛いものです。

ですので、もしある程度「食べる」「寝る」「遊ぶ」が出来ていれば、解熱剤などを活用しながら、半日程度はご家庭で様子を見る方が不要な受診・検査を減らすことができます。

もちろん、本人やママ・パパの不安が強かったり、呼吸状態や意識状態が悪かったりする場合は、この限りではありません。受診してはいけない、と勘違いしないようお願いします。

まとめ

今日は知っているようでよく知らないインフルエンザについて解説してみました。

診断や治療についてはまた明日のブログで解説しますね。

今日も読んでくれてありがとう!

明日もこのブログでお会いしましょう👍

おまけ①なんでも相談室アーカイブ

今週水曜日もYouTubeライブ「なんでも相談室」を開催しました。

今回も多彩なご質問・ご相談をいただき、1時間強、しっかりお話しさせていただきました☺️

下記のタイムスタンプをクリックすると、その部分の動画が始まります。

【本日の相談内容】

2:00 今週の出来事

〇Instagramから

9:10 8ヶ月。咳がひどいRSとヒトメタ。将来喘息になる?

11:40 1歳娘。初めてのインフルエンザ予防接種で不安….

14:31 MRワクチン。市の掲示が不正確。保健センターに伝えるべき?

19:05 小6の息子のチック。精神科受診するべき?投薬したくない!

22:59 サチコ先生のアロマスプレーで、パパの枕も良い香り

24:26  10周年イベントとっても楽しかった!

24:44 寝冷えして風邪?心配。

27:10 10周年イベントとても楽しかったです。

27:58 6歳息子。顔の上半分が赤く腫れ。初日は痒みあり。アレルギー?

29:20 小1息子。胃腸炎。お風呂で移る?

32:52 発達に関して違和感。特性は何歳ごろから出てくる?

37:56 ケイジ先生も赤ちゃんの匂い好きですか?

39:34 一歳の息子。牛乳を飲むと下痢。園での牛乳提供止めるべき?

○YouTube から

44:32 スタジオの棚にあるのはLEGO?うちの子も大好き!

45:42 コロナワクチン7回接種済み。ワクチンによる将来の後遺症は?

50:01 予防接種してもロタウイルスは感染する?

54:10 小2と小1。先生オススメの習い事

ライブへの相談は↓からお気軽に

  • Instagramのストーリー:当日のAM11:00に質問箱設置
  • YouTubeのコメント欄:開始後も相談を投げることができます

の2とおりの相談の仕方があります。

YouTubeはチャンネル登録していただくと、ライブが始まる時に通知が届きます。

チャンネル登録は↓からお願いします。

【小児科専門医】ケイジ先生の子ども健康相談室
大阪府堺市でぐんぐんキッズクリニック(小児科・アレルギー科)と病児保育室を運営する「医療法人社団ワッフル」の公式Youtubeチャンネルです。 😀お悩み相談LIVE開催中 毎週火曜日21時より 当チャンネルにてお悩み相談LIVEやってます。...

Instagramもフォローしていただくと、ストーリーでライブの通知が届きます↓

ブラウザーをアップデートしてください

ご登録よろしくお願いします🙇‍♂️

おまけ②:本日の「切り抜き動画」

タイトルとURLをコピーしました