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Information

お知らせ

★小児に対する新型コロナウイルスワクチンについて★

政府からの発表や報道でも伝えられていますように、3月から小児(5〜11歳)に対する新型コロナウイルスワクチンの接種が開始しています。

現在、堺市においても3月中旬をめどに開始できるよう準備が進められています。

ぐんぐんキッズクリニック(中百舌鳥・泉ヶ丘の両院)でも当該ワクチンの接種について検討して参りましたが、ぐんぐんキッズクリニック、並びにぐんぐんキッズクリニック泉ヶ丘では、現時点での接種開始を見送ることにいたしました。

理由は大きく2つあります。


1つは、コロナ禍における私たちの存在意義です。

ぐんぐん両院では、限りある人的資源をコロナ診療に注力することにしました。

3月上旬現在、第6波のピークは越えつつありますが、まだ完全には乗り越えられてはおらず、新規感染者数は下げ止まっている状況です。
中百舌鳥・泉ヶ丘ともにまだまだ日々発熱などの症状で新型コロナウイルス感染を心配して受診される患者様が多い状況が続いています。

また、クリニックのスタッフの家族の通う保育園・学校でも感染者の増加に伴い、スタッフも休業・自粛をせざるを得ず、マンパワーが低下しています。

そのような状況の中ですので、安全にコロナワクチンを実施することは難しいと考え、私たちはコロナ診療(検査および治療)に注力することにいたしました。



2つ目の理由は、小児への接種について、現時点では「ワクチンのメリットがデメリットを大きく上回るとは判断できない」ということです。
小児に関しては、成人に比べると発症予防効果は低く、あくまでも個人を守るための重症課予防効果が期待されるワクチンです。

入院などの重症化率を低下させることはわかっていますが、一方で長期間でみると予防効果の低下は比較的顕著であることがわかってきました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220302/k10013508871000.html

そのため、現時点では「すべての子どもたちに自信を持ってお勧めできる状況にない」と判断したわけです。

もちろん各個人の条件によってはその必要度は異なります。
RSウイルスやインフルエンザなどの感染でも重症化してしまうような基礎疾患をお持ちの子どもたちには、積極的に接種をお勧めします。

そういった患者様におかれましては、普段基礎疾患を診てもらっている医療機関にご相談いただくか、堺市内にも小児に対応した集団接種会場が用意される予定ですので、そちらでの接種をご検討ください。


今後の状況などによって当院でも接種する可能性もありますが、その際は改めてお知らせいたします。


「コロナワクチンはぐんぐんで」とお待ちいただいていた方には大変申し訳ありませんが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。