最近、新聞やニュースで取り上げられるようになってきた、イヤホン難聴。
クリスマスシーズンを控えて、イヤホンメーカー各社が新製品を投入してきていますね。
私もガジェットマニアですので、新製品はチェックしたりポチったりしてしまいますが、実はイヤホンは気をつけないといけないガジェットです。
今日はそんなイヤホン難聴について解説したいと思います。
高いイヤホン使用率
最近電車に乗って周りを見回すと、7〜8割の乗客がスマホを見ています。
皆さん各々自分の時間を楽しんでおられますが、一昔前はLINEやメールを中心に使っていたのですが、最近はYouTubeや有料動画サイトで動画を見る方が増えています。
そうなると電車ではイヤホンやヘッドホンを使用しなければ視聴できませんので、自ずとイヤホン使用率が高くなります。
イヤホン難聴とは?
大きな音にさらされることで起こる難聴を「騒音性難聴」あるいは「音響性難聴(音響外傷)」といいます。
騒音性難聴は一般的には、職場で工場の機械音や工事音などの騒音にさらされることで起こります。
一方、音響性難聴は、爆発音あるいはコンサート・ライブ会場などの大音響などにさらされるほか、ヘッドホンやイヤホンで大きな音を聞き続けることによって起こります。
これを別名で「ヘッドホン難聴」あるいは「イヤホン難聴」と呼び、近年、特に問題視されています。
WHO(世界保健機関)では、11億人もの世界の若者たち(12~35歳)が、携帯型音楽プレーヤーやスマートフォンなどによる音響性難聴のリスクにさらされているとして警鐘を鳴らしています。
ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)は、気づかないうちにジワジワと進行し、少しずつ両方の耳の聞こえが悪くなっていくので、初期には難聴を自覚しにくいことが特徴です。
重症化すると聴力の回復が難しいため、早めの(若いうちの)対策が重要とされています。
耳の中で何が起きているのか
耳から入った音は、内耳の蝸牛(かたつむりみたいなのを理科で習いましたね)という器官にはいり、「有毛細胞」という細胞がその音の振動を検知します。
この有毛細胞は実に繊細です。
85dB(自動車の騒音程度)以上の音を聞き続けると、音の大きさと聞いている時間に比例して壊れてしまいます。
WHOでは、「80dBで1週間当たり40時間以上」「98dBで1週間当たり75分以上」で聞き続けると、難聴の危険があるとしています。
有毛細胞というのは厄介な細胞で、一度壊れると再生が難しい細胞とされており、治療してもなかなか治りません。
イヤホン難聴の予防
WHOは、ヘッドホンやイヤホンで音楽などを聞くときには、耳の健康を守るために、以下のようなことを推奨しています。
- 音量を下げたり、連続して聞かずに休憩を挟んだりする
- 使用を1日1時間未満に制限する
- 周囲の騒音を低減する「ノイズキャンセリング機能」のついたヘッドホン・イヤホンを選ぶ
最近のiPhoneやスマホには、一定以上の音量を出さないようにする機能があります。
iPhoneだと設定アプリの中に「ヘッドフォンの安全性」という項目があります。
それをタップするとこんな画面が出てきます↓
これを設定しておけば、大きな音が出ないようになります。
毎日5時間以上イヤホンをしている人は、80デシベルくらいに設定しておいた方がよさそうですね。
まとめ
いかがでしたか?
大人も知らない人が多いですが、子どもたちはもっと知りません。
リビングでずっと携帯の音が流れてると、大人は「うるさいからイヤホンしろ!」とか言っちゃうことがあるかもしれませんが、それは耳のことを考えると良くない指導です。
子どもの方が人生長いわけで、20代や30代で難聴になってしまっては困りますよね。
まずはイヤホンの時間を決めることと、スマホ・iPhoneで音量制限をすることから始めてみませんか。
今日も読んでくれてありがとう☺️
ではまた明日もお会いしましょう👋
おまけ:日替わり動画
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