こんにちは。コドモのミカタです
さ、また１週間が始まりました。
昨日の日本代表、頑張ってくれましたね〜。
もうちょっとで勝てたかも、とタラレバ発言が出るほど惜しかった。
なんとか頑張って欲しい！
さて今日は赤ちゃんのウンチのお話。
食事中の方もおられるでしょうけど、そういう方は食べ終わって落ち着いてから読んでください。
よくある訴えで「ウンチが緑色になった」と慌ててこられるケースがあります。
ウンチは茶色や黄色は普通だと認識しているので、白くなったり緑色になったらビックリしちゃいますよね。
白くなる代表はロタウイルスなどのウイルス性胃腸炎ですね。
あと胃透視（造影検査）でバリウムという造影剤を飲んだ後の便も白くなります。
赤いのは血液だったり、ある種のお薬の影響だったりします。
そのくらいはなんとなく、一般の方でも想像がつくんですよね。
でも、緑はビックリされます
便が緑色になる原因で考えられる大きなものは２つ
- 葉緑素（クロロフィル）
- 酸化便
です。
前者の「葉緑素」とは、植物の葉などにたくさん含まれる緑色の成分で、青汁などの色がそのものですね。
コドモの緑色便の原因になることは少ないかもしれませんが、最近はコドモも飲みやすい青汁だったり、サプリメントとして販売されているものもあります。
赤ちゃんなどでは、離乳食を始めるときにほうれん草や小松菜をすりつぶして与えることがありますが、そんな時にも緑色になるケースもあります。
ま、要するにこちらは「緑色のものを食べたからウンチが緑色になった」という単純な理由です。
では後者の「酸化便」とはどういう状態でしょうか。
小学校などの理科の授業でならったかもしれませんが、ウンチの茶色い（黄色い）成分をビリルビンと言います。覚えてますか？
ビリルビンが酸化されると、ビリベルジンという化合物に変化します。
このビリベルジンという化合物が緑色をしているのです。
昔、理科でならった酸化と還元というやつです。
茶色のビリルビンが酸化することで緑色のビリベルジンになるということですね。
つまり、何か新しいヤバイ物質が生まれたんではなく、腸内環境の変化によってビリルビンが変化しただけ、と言えます。
ただ、どうして酸化されやすくなるのか、などはよくわかっていません。
胃腸炎の子のウンチが一時的に緑色になったり、母乳を飲んでいる子がたまに緑色になったりすることがありますが、経験的には通常何もしなくても元の茶色いウンチに戻るので、悪いものではないだろうと理解されています。
何日も緑色が続く場合には何か病気が隠れている可能性がありますので、一度かかりつけの小児科医にご相談ください。
では、今日はこの辺で
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