今日はワクチンに関するニュースです。
小児科関係では割となビッグニュースがやってまいりました。
それは、来年4月から5種混合ワクチンができるようになったというニュースです。
今日はこのニュースを解説しましょう。
いつ決まったの?
実は前々からこの知らせは小児科医のもとにはきていたんですが、具体的に厚労省として決定したのは実は昨日、12/20なんです👏
「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会」という非常に長い名前の会議で決まりました。
そこで提出された資料はこちら↓
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001180659.pdf
この会議で2024年4月から5種混合に切り替わることになりました。
3種・4種・5種混合ワクチンとは?
もともと、昭和の時代から3種混合ワクチンというのがありました。
①ジフテリア ②百日咳 ③破傷風
の3つのワクチンが混じったものです。
平成の時代になって、それまで経口ワクチン(口から飲む)だったポリオが④として加わって、4種混合ワクチンとなりました。
そこに今回、新たに1種類が加わることになります。
何が加わって5種に?
今回⑤として加わるのが、、、
Hibワクチン
なんです。
はい、ご存知の方も多いと思いますが、これも2ヶ月の赤ちゃんから接種するワクチンです。
つまり元々、4本注射をしないといけなかったのが、1本減って、3本注射でよくなったんですね。
たかが1本ですが、されど1本です。痛みの機会が少しでも減ることは、当然ウェルカムです😉👍
どこの会社が作ってるの?
今回、来年4月からの5種混合で採用されたのは2製品あります。
どちらも日本のメーカーです。
1つ目はKMバイオロジスティックという会社が作っているクイントバック。
2つ目は阪大微研というメーカーが作るゴービック。
どちらもイメージカラーはピンクです。
どちらを打てるかは医療機関による
製品としては2種類あって、性能も差はないということなので、どちらを打っても間違いはありません👌
国や自治体は「どっちでも良いよ」というスタンスなので、あとはどちらを選択するかは医療機関に委ねられています。
2製品、ちょっと準備のための段取りとかに違いがあるので、あとは流通状況は価格などを加味して、医療機関が選ぶことになります。
ま、繰り返しになりますが、どっちも性能の差はないとのことなので、患者さんとして悩む必要はありませんので、ご心配なく👌
まとめ
赤ちゃんの頃の痛みなんて、大きくなってからは覚えてないんじゃない?と思われるかもしれませんが、海外の研究では乳児期の痛み刺激は、その後の情緒の形成に影響するという報告があります。
まあ、そんな医学的な評価もありますが、単純に痛い思いは少ない方がいいですよね😉
この改善、小児科医として大歓迎したいと思います👏👏👏
今日も読んでくれてありがとう☺️
ではまた明日もお会いしましょう👋
おまけ:日替わり動画
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