11月も2週目に入りましたね。
世間的にはインフルエンザが「どピーク」でして、特に小中学生を中心に広がりを見せています。
下のグラフはいつものモデルナのホームページの統計情報です↓
お〜、びっくりな感染状況ですね。
コロナ前の2019-20シーズンよりも高いピークが来ています。
しかも立ち上がりがはやい💦
細かく見ると先週のあたりが鉛筆の先っぽだったようですが、まだまだ注意が必要です。
ぐんぐんでもインフルエンザワクチンをガンガン撃ち始めていますが、最近は寒暖差が激しくて風邪を引く子も増えているので、ある相談を多くいただくようになっています。
それは、、、
風邪薬を飲んでるんですが、ワクチンできますか?
というご相談です。
今日はそこんところを解説していきましょう。
ワクチンを打ってはいけないケース
以下に該当するひとは、基本的にはワクチンを接種できません。
ご自身が当てはまると思われる方は、ワクチンを接種してもよいか、身近な医療機関にご相談ください。
- 明らかに発熱している方(※1)
- 重い急性疾患にかかっている方
- ワクチンの成分に対し、アナフィラキシーなど重度の過敏症(※2)の既往歴のある方
- 上記以外で、予防接種を受けることが不適当な状態にある方
(※1)明らかな発熱とは通常37.5℃以上を指します。ただし、37.5℃を下回る場合も平時の体温を鑑みて発熱と判断される場合はこの限りではありません。
(※2)アナフィラキシーや、全身性の皮膚・粘膜症状、喘鳴、呼吸困難、頻脈、血圧低下等、アナフィラキシーを疑わせる複数の症状。
注意が必要なケース
つぎに、以下の方は、ワクチンを接種するにあたって注意が必要です。
当てはまる方は、予診票に記載をしていただいた上で、予診を行います。
- 過去に免疫不全の診断を受けた人、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
- 心臓、腎臓、肝臓、血液疾患や発育障害などの基礎疾患のある方
- 過去に予防接種を受けて、接種後2日以内に発熱や全身性の発疹などのアレルギーが疑われる症状がでた方
- 過去にけいれんを起こしたことがある方
- ワクチンの成分に対して、アレルギーが起こるおそれがある方
ワクチン接種は体調のよいときに受けるのが基本とされています。
特に基礎疾患のある方は、病状が悪化していたり、全身が衰弱している場合は避けた方がよいと考えられます。
ご心配な方は、かかりつけ医にご相談ください。
じゃあ風邪ひいてる時は?
上記の、「打てない」と「注意が必要」以外のケースでは、全身状態がよければ(これ重要☝️)打って良いことになります。
ご覧のように「風邪薬を飲んでいるかどうか」は条件には含まれていません。
ただし、市販の風邪薬には解熱剤も含まれていて体温が見かけは下がっていることがありますので、そこはきちんと申告しましょう。
風邪以外の注意すべき感染症
一般的な風邪程度で、急性期を超えて回復期に入ったらワクチン接種ができることはご理解いただけたかと思いますが、一部の感染症では治ってから一定期間おいてから接種した方がよいとされているものがあります。
まず一番長いのが、麻疹(はしか)です。これは治癒後4週間は経過を見る必要があります。感染により免疫が低下するためです。
その次は、風疹・おたふくかぜ・水痘などは2〜4週間ほど空ける必要があります。これらは感染することで体の中のウイルスに対する防御力が高まっているため、生ワクチンが増えなくなる(干渉作用といいます)可能性があるためです。
それら以外にも様々な感染症がありますが、例えば手足口病やヘルパンギーナ、などの「夏風邪」と呼ばれるものや、アデノウイルスやリンゴ病などは、1〜2週間ほどあけるというのが実態ですが、絶対に接種できないわけではありません。
それらはに対しては主治医の判断になりますので、かかりつけ医に相談するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?幼稚園や保育園に通っていると、完全に無症状という時期の方が短かったりしますよね。
「いつ打ったらいいの?」と悩んでる方には、ぜひ今日のブログを参考にして頂ければ嬉しいです。
今日も読んでくれてありがとう☺️
ではまた明日もお会いしましょう👋
おまけ:日替わり動画
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