皆さん、こんにちは!
久しぶりの投稿となりますが、お元気でしたか?
最近、ヒトメタニューモウイルス感染症について耳にすることが多くなってきましたね。結構大きなニュースになってきたので、今回はこのウイルスについて詳しくお話ししたいと思います。
最新のニュース
まず、気になる最新の状況からお伝えしましょう。
中国で今、このヒトメタニューモウイルス感染症が拡大しているというニュースが出ています[2]。春節を控えて人の移動が増える時期なので、感染拡大が心配されています。日本でも感染者が出始めているそうで、専門家は今後日本でも広がる可能性があると警告しています[2]。
でも、心配しすぎる必要はありません。
WHOは、中国での感染者数の増加はこの時期に想定される範囲内だと言っています[3]。ただ、基本的な感染対策は大切ですね。
ヒトメタニューモウイルスって何?
ヒトメタニューモウイルスは、2001年に発見された比較的新しいウイルスです[4]。
主に小さなお子さんの呼吸器感染症を引き起こします。
実は、昔から存在していた「風邪」の原因の一つだったんですが、数年前から抗原検査ができるようになりました[4]。
どんな症状が出るの?
症状は一般的な風邪とよく似ています。熱が出たり、咳が出たり、鼻水が出たりします[4]。
多くの場合は1週間程度で良くなりますが、中には肺炎や気管支炎になることもあります[4]。
特に赤ちゃんの場合は、ゼーゼー、ヒューヒューするような症状が出ることもあるので注意が必要です[4]。
検査の注意点!
ヒトメタニューモウイルスは、鼻水で抗原検査ができるのですが、誰に対してもできる検査ではありません。
実は、保険診療でヒトメタニューモウイルスの検査ができるのは、「6歳未満の小児で、肺炎を疑うケース」に限られています。
それ以外のケースでは保険で検査はできませんので、実費での支払いが必要になります。医療機関によりますが、3000〜5000円くらいでしょうか。
世間で流行が始まると、保育園や幼稚園から「流行しているので、病院で検査してもらってください」と依頼されるケースもあるのですが、基本的には入院するなどの重症例にしか出来ない検査ですので、覚えておいてくださいね。
治療法はあるの?
残念ながら、ヒトメタニューモウイルスに効く特効薬はまだありません[5]。
でも心配しないでくださいね。多くの場合は、症状を和らげる薬を使って対症療法を行います。例えば、咳止めや痰を出しやすくする薬、解熱剤などです[5]。
予防法は?
予防法は、他のウイルス感染症と同じです。手洗い、うがい、マスクの着用が大切です[2]。また、おもちゃやタオルを共有しないようにしましょう[4]。
登園・登校はいつからOK?
インフルエンザのような明確な基準はありませんが、熱が下がって、食欲が戻って、咳や鼻水がある程度おさまったら大丈夫です[5]。ただし、園や学校の方針も確認してくださいね。
ママ・パパの皆さん、お子さんの体調変化には十分注意してください。特に呼吸が苦しそうだったり、水分が取れなくなったりしたら、すぐに病院を受診しましょう。でも、過度に心配する必要はありません。多くの場合は適切なケアで回復します。
皆さんの家族の健康を心からお祈りしています。何か不安なことがあれば、遠慮なく小児科医に相談してくださいね。一緒に乗り越えていきましょう!
Citations:
[1] https://www.nobu-kids.jp/topics/1931
[2] https://www.fnn.jp/articles/FNN/810893
[3] https://www3.nhk.or.jp/knews/20250108/k10014687411000.html
[4] https://www.marine-kodomo.jp/human-metapneumovirus/
[5] https://tsuma-kids.com/hmpv/
[6] https://news.yahoo.co.jp/articles/2ef1b5429be881e0773fdbc0e6a002269d160428
[7] https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2025/01/531367.php
[8] https://www.city.wako.lg.jp/kenko/1004192/1004394/1004399/1004400/1004403.html
[9] https://www.kakogawa.hyogo.med.or.jp/memo/item7190
[10] https://news.yahoo.co.jp/articles/4c52e27e6b5fe001ed05e2ce268bc8725c8ccc12