こんにちは。コドモのミカタです
またまたアッと言う間に金曜日。
(毎週言ってる気がする、、、)
今週は溶連菌のコドモたちがとっても多かった印象。
加えてアデノウイルスも流行してるので、勢い余って(?)一緒に掛かっちゃう子も続出でした。
さて、溶連菌治療の基本は「ペニシリン系抗菌薬を10日間内服」なんですが、割と長いのでワクチンの予約などが入っていると、その予約に絡んでくることがよくあります。
で、タイトルの質問です。
「抗生剤のんでるけど、ワクチンはできますか?」
となるわけですね。
結論から申しますと、
元気ならできます
とお答えしています。
根拠は2つ
①抗菌薬はワクチンの主成分に影響を及ぼさない
②熱がなく元気ならガイドライン上不適格者にはならない
①に関しては「抗生剤でワクチンのバイ菌が死んじゃわないんですか?」と心配されるママがおられますが、これは誤解です。
ワクチンには、2種類あって
・生ワクチン:生きているが毒性が弱いウイルス
・不活化ワクチン:死んだバイ菌(のパーツ)
という性質があるんですが、前者の生ワクチンは基本的にウイルスなので、抗菌薬は効きません。
後者の不活化ワクチンには肺炎球菌やHibなどの細菌もあるのですが、もともと死んでいる細菌を使っているので、抗菌薬は影響がありません。
トータルすると、ワクチンに抗菌薬は影響しないということになります
次に②の適格か不適格かというところは、ドクターによって意見が分かれるところではあります。
予防接種ガイドラインというものがあって、接種不適格者と接種要注意者という設定があります。
不適格者の条件、すなわち打ったらダメなひとは
・明らかな発熱がある
・重篤な急性疾患にかかっている
・以前に同じワクチンでアナフィラキシーを起こしたことがある
・妊娠している(生ワクチンに限る)
くらいで、あとは状況を見ながら判断ということになっています。
ぐんぐんでは、接種機会(うてるチャンス)を逃さないことが大事と考えているので、風邪くらいはひいていても全身状態が良ければ接種することがあります。
パパママ共働きで、なかなかクリニックを受診できないコドモたちも多いですから
もしかするとかかりつけ医に「抗生剤飲んでいる間はムリ」と言われた方もおられるかもしれませんが、もしかすると「抗生剤飲んでいるということは体調がわるいということ」と捉えて、接種しないと判断されたのかもしれません。
このへんは接種の可否を判断する医師の裁量の範囲なので、かかりつけの先生と十分ご相談くださいね。
さ、明日から2日間、ミカタは島根で研修を受けてきます。
またご報告しますね
今日はこの辺で
最後まで読んでいただきありがとうございます!
おもしろかったよと思って貰えたら
ものについては、いずれ投稿したいと思います(時期はお約束できません。悪しからず)。リクエストお待ちしております
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
大阪府堺市で究極の育児支援集団を目指す
「医療法人社団ワッフル」です!
ぐんぐんキッズクリニック本院(堺市北区なかもず)
(FB)https://www.facebook.com/gungunkidsclinic
ぐんぐんキッズクリニック分院(堺市南区泉ヶ丘)
(HP)http://gg-kids-izumigaoka.com
(FB)https://www.facebook.com/gungunizumigaoka/
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
—–