小児科と言えば、一般の方も医療関係の方も「小児内科」と同義語だという理解をされていると思います。
はい。それ概ね正解です👌
でもね、子どもも1人の人間ですから、内科的な病気以外にも外科や耳鼻科や整形外科の病気(ケガ)をすることがあります。
そんなとき、ママ・パパはどうするべきなのか。
今日はそんなポイントを解説してみたいと思います。
小児の専門外来はどこにある?
上で書いたようなそれぞれの専門科で、小児に特化した「小児外科」「小児耳鼻科」「小児整形外科」という分野はあるのですが、どこの病院にでもあるわけではなく、通常は小児の専門病院や大学病院にしかありません。
ましてやこういう小児の臓器ごとの専門的なクリニックなんてのはほぼありません。
一般的な耳鼻科や整形外科のクリニックでも、中には小児の疾患に得意な院長は時々おられますが、ホームページなどをみてもなかなか一目では分かりにくい場合もあります。
迷ったらどうする?
明らかにケガをして足を痛がっているとか、明らかに耳だれが出ているとか、そういう分かりやすいケースは、整形外科だとか耳鼻科に直接受診するのが良いかと思いますが、微妙に迷うケースってありますよね。
例えば、頭痛。
大人が頭が痛くなったら脳神経外科か神経内科を受診します。これは割とスムーズです。でも子どもが頭を痛がった場合、脳外科に行くのか、小児科に行くのか迷うケースってありますよね。
こういうケース、実は小児科医の大得意なパターンです👌ぜひ小児科を受診してください。
小児科は子どもの総合診療科
最近、病院などでは「総合診療科」という科が増えてきました。
これ、一般の方には分かりやすいような分かりにくいような、、、ですよね。
総合というのは簡単にいうと「なんでも」と読み替えることができます。
つまり「まずは何でも診る科」ということです。
例えば、「お腹が痛い」という症状があった場合、これは本当にいろんな病気が考えられます。
胃腸の病気のこともあれば、腎臓や膀胱の病気のこともあるし、女性だったら婦人科的な病気のこともあるわけです。場合によっては心理的・精神的な病気の場合も。
これを自分で1つずつ診療科を順番に受診するとなるとなかなか大変です。
「うちの科の病気じゃありませんね〜」とたらい回しにされてしまう可能性があります。
そういう時に総合診療科に行けば、大体どの分野の病気なのかアタリをつけてくれて、必要ならその科に回してくれます。そうすれば患者さんは路頭に迷わなくて済みます。
ね、いいでしょ😉
で、子ども版の総合診療科が「小児科」というわけです☝️
小児科医は基本的に全身の病気を診れるようにトレーニングされています。
ま、もちろんドクターによって得意分野はありますので、得意でない分野の病気はその専門家に紹介することになりますが、小児科医は大体そのルートを自分で色々と持っています。
子どもの整形外科なら〇〇クリニック、外科なら△△病院、といった感じで。
なので、どこに行けばわからないときは、ぜひかかりつけの小児科医に相談してみましょう。
まとめ
最近は医療機関もホームページを充実させているところが増えていますので、真剣に時間をかけてさがせば、一般の方でもある程度は希望のところに辿り着けるようにはなっています。
でも、ホームページには診療できると書いてあっても、得意かどうか、上手かどうかはなかなかわかりません。
クリニックの小児科医は、子どもが得意な先生かどうかや、上手なスキルを持っておられるかなどの付加情報も結構持っていますので、まよったらぜひ小児科を受診して、相談してみると良いと思います。
「まよったら小児科」と覚えておいてくださいね😉
今日も読んでくれてありがとう☺️
ではまた明日もお会いしましょう👋
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