今週はいろんな感染症が増えてきていますが、ちょっと気になるのがウイルス性胃腸炎ですね。
ウイルス性胃腸炎の原因ウイルスとしては、ノロウイルス・ロタウイルスが有名ですね。
そのほかにもアデノウイルスやサポウイルス、エンテロウイルスなども原因となります。
そうそう、以前にアデノウイルスの感染対策について投稿しましたが、お読みいただけたでしょうか?↓
実はアデノウイルスやノロウイルスというのは、アルコールが効きにくいウイルスです。
そんな時に有効なのが「塩素系消毒薬」です。今日はその理由や作り方について解説しましょう。
なぜアルコールが効かないのか?
ウイルス全般の構造というのは、カプセルの中にウイルスの設計図が入っている形をしています。
ウイルスによってカプセルの形や性質が違ったり、中に入っている設計図がDNAだったりRNAだったりという違いはありますが、基本的にはこの2つです。
DNAやRNAというのは非常に脆い物質ですので、カプセルさえ壊してしまえば設計図はあっさりと壊れてしまいます。
で、このカプセルには、エンベロープという脂質膜を持っているウイルスとそうでないウイルスがあります。
脂質にアルコールが作用すると、溶けてカプセルが壊れるのです。
一方、脂質膜(エンベロープ)を持たないウイルスの場合は、アルコールが効きにくいという性質があって、ノロウイルスやアデノウイルスがこれなんです😱
これらエンベロープを持たないウイルスは、塩素系の消毒剤を使わないと、除菌効果が弱いのです。
塩素系消毒薬の作り方
まず用意するもの↓
- 500mlの空のペットボトル
- キッチンハイター
- 水道水
以上。たったこれだけ👌
キッチンハイターをペットボトルのキャップ1杯分計り、500mlのペットボトルに入れます。
そのあと、水道水を満タンまで入れたら完成。メチャ簡単でしょ?☺️
使用上の注意①
ペットボトルに作って置いておくと、間違って家族が飲んでしまう可能性があります。
消毒剤だとわかりやすいように、ラベルを剥がして、派手に❌など書いて、飲み物ではない雰囲気を作りましょう。
使用上の注意②
ハイターを薄めてありますが、ウイルスが死ぬくらいですから、手は荒れる可能性があります。
消毒する際は必ず手袋をするようにしましょう。
また、金属は腐食する可能性がありますので、金属への使用は避けた方が無難です。
同様に、ハイターは脱色作用もありますので、色落ちが気になる部分への使用には注意が必要です。目立たないところに試してみて、塗装などが脱色するようなら、その素材には使わないようにしましょう。
使用上の注意③
塩素系の消毒薬は、時間が経てば活性が落ちます。
水道の塩素なども汲み置きしておくと抜けるのと同じ原理です👌
ご家庭で使用する場合は、1日に1回は作り替えましょう。
まとめ
今日は家庭での塩素系消毒剤の作り方をお勉強しました。
ノロもアデノも、家庭内でうつると嫌ですよね😱
しっかり感染対策しましょうね。
なお、原因ウイルスが判明していない場合は、塩素にしておけば大丈夫です。
アルコールでしか消毒できないウイルスというものはありませんので👌
今日も読んでくれてありがとう☺️
ではまた明日もお会いしましょう👋
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