こんにちは
コドモのミカタです
昨日からスマホと脳の反応についてお知らせしています↓
今日はその続きを解説してみましょう
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今回のお話、下記の書籍を元にしていますので、元ネタを読みたい方はそちらをご購入ください↓
昨日は、
スマホをイジることによる脳内の報酬系がヤバい
というお話をしました。
脳が反応して、報酬物質としてドパミンがドパドパでると、すごく幸福感が出たり興奮したりして、またその行動をとってしまうんですね
もうね、そうなると、ちょっとスキがあるとスマホを触ってしまうし、スマホが近くにないとソワソワしてしまうようになります。
実際の研究では、1日6時間以上スマホを触る人からスマホを取り上げると、たったの10分でストレスホルモンであるコルチゾールが血中で増えることがわかっています
これって、明らかに禁断症状なんです
タバコやお酒、さらにはドラッグなんかと原理は一緒
タバコやお酒は、その依存性から、未成年の使用を規制する法律があるんですが、スマホにはそれがない。
なので、親がきちんとコントロールする必要があります
ただね、ちゃんとコントロールすればいいかというと、それだけでは無いというデータも出しています。
それは、
学習効果を邪魔してしまう可能性がある
ということ
学習に関しては興味深い実験があります。
大学生500人を対象に、ある授業の理解度を測る実験をしたそうです。
被験者を2つのグループにわけました。
- スマホを持って入って良いグループ
- スマホをロッカーに置いてくるグループ
こんな感じでわけました。
どちらも基本的には授業中は触ってはいけないのは同じなんです。
つまり、差は触ろうと思えば触れるか、始めからさわれない状況なのか。
この状況でも理解度には差ができてしまったんですね
ポケットの中にスマホがあると、つい「通知がきてないかな」と意識してしまうのではないかと解説されています
これは注意残余という言葉で説明しています。
脳には切り替え時間が必要で、例えば映画をみている最中に数秒間メールを見ると、元の集中力に戻るには数分以上かかると言われています。
授業中に、スマホに意識が一瞬行ってしまうことで、また授業に集中が戻るには少し時間が必要になるんです。
肌身離さず持っているだけで、意識がそっちに行ってしまって、理解度が落ちる、、、。
なんとも恐ろしい話です
こういう話ね、ムスメやムスコにしたら、絶対反論が帰ってくるんです。
「スマホで音楽とか聴きながら勉強した方がはかどるねん」
読者の皆さんも、学生の頃、親にそう言い返してませんでしたか?
いわゆる「ながら勉強」
最近の言葉でカッコよく言えば「マルチタスク」というやつです
これについても本書でははっきりとやめた方が良いと行っています。
人間の脳ははっきり言って、気が散るようにできています。
これは太古の昔から備わった機能なんです。
木の実を獲るのに集中しすぎて、近くに猛獣が近寄ってきていたら、そいつに食べられちゃいますよね。
生き残るためには、いつも周りの変化に気づける脳じゃないといけなかった。
だから気が散ること自体は、人間の脳の性質なわけです。
むしろそれを良しとしてドパミンを出す、報酬を与えるんですね。
つまり作業の効率が下がっているのに、報酬が得られるわけです。
なので、自分はスマホをみながらとか音楽を聴きながら仕事をする方が効率が良いという人は結構いるのですが、「自分はマルチタスクで効率を上げている」と錯覚してしまっているというわけです
シングルタスクだとつまんないんだけど、実は仕事は思ったよりはかどっていることが多いんだって
ちょっと待て
「iPadアプリの中には結構よくできた教育アプリや育児アプリもあるじゃないか」
という反論、出てきそうですよね
IT推進派のミカタもこれまではそう考えてました
でもね、これに関してもこの本は警鐘を鳴らしています
例えば、実際の積み木を積むのと、積み木アプリで遊ぶのとでは、全然違う結果が出るのだそうな。
実際に積み木で遊ぶ時には、手に伝わる感覚や、指や腕を動かす運動神経が協調して働くのですが、iPadで積み木をしてもそれらの感覚・運動が養われないのです。
それらによって、将来的に理論科目の理解が落ちたり、算数ができなくなることが懸念されています
また、ノルウェーの実験では、紙に刷った文章とタブレットで読める文章とでは、紙の方の文章を呼んだグループの方が理解が良かったと言う実験もありました。
これに関しては何故かという根拠は示されていないようなのですが、結果として差がついたそうです。
ちょっとまた長くなってきましたが、スマホというのは要するに
- 中毒になると10分と触らないとイライラする
- スマホは気を逸らして集中力を奪って理解力や作業効率を下げてしまう
- 指先を動かすだけになるので、学習が単調になってしまう
というようなデメリットがあるということです。
これらが全て「脳がスマホに適応できていない」ということを根拠に解説しているのが本書です。
なんだか怖くなってきますね。
さらにこの本はFacebookやTwitterなどのSNSについても、脳の特性から解説してくれています。
またまた長くなってきたので、また明日続けましょう
では今日はこのへんで
また明日もこのブログでお会いしましょう
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