スマホの依存性はドラッグ並み?!

健康・予防医学

こんにちはニコニコ

コドモのミカタです拍手

 

 

最近、スマホの害に関する話題がニュースなどでもしきりに取り上げられるようになっています。

 

先日、とうとう歩きスマホで踏切事故による死者が出ましたねショボーン

 

 

 

なぜ人はスマホをやめられないのか。

 

今日はその辺りを解説してみましょう照れ

 

 

ミカタのSNSリンクはこちら↓

 

 

 

小児の健康・福祉に関わっていると、

 

スマホに子守りをさせないでプンプン

 

というフレーズがよく出てきます。

 

 

 

 

これは日本小児科医会が提唱しているもので、ポスターやパンフレットなども作られて色んなところで配られています↓

https://www.jpa-web.org/dcms_media/other/smh_leaflet.pdf

 

 

なぜダメなのかというのは上記のパンフレットには色々書かれているのですが、実はミカタ、この内容には不満もありましたキョロキョロ

 

 

根拠があるものもあれば、薄いものも含まれていて、なんだか昔自分が

 

「ファミコンばっかりしてたらアホになるでプンプン

 

と言われていたのとカブるんですよね笑い泣き

 

 

どちらも共通するのは、まあ何というかな、「新しい技術を理解できないオトナ」が根拠のない拒絶(?)をしているだけのような気がしてね。

 

なので、実際ミカタは自分のコドモたちにiPhoneもiPadも使わせています。

 

使い用によっては有益だと実感していますOK

 

実際、4歳の3番目などはアニメやYoutubeなどで覚えた言葉も多いし、社会の仕組みというと大袈裟ですが、色んなことを理解しているのに驚くことも多いです。

 

 

なので、一律にスマホやタブレット端末を否定するのはどうかという考えで、ミカタは今まで来ました上差し

 

 

ただね、最近読んだ本で、その利用方法や注意点でもう一つ大事な視点があるということを学びました。

 

それは依存性です。

中毒性と読み替えてもOKですOK

 

 

スマホには実は強烈な依存性がありますチーン

 

 

読んだ本は↓

 

 

 

この本、ベストセラーになった本ですが、非常に示唆に富んだ本ですので、小さなコドモさんがいるパパ・ママはぜひ読んでほしいと思います上差し

 

 

この本の冒頭で述べられている一節をご紹介しましょうウインク

 

人間の脳はデジタル社会に適応していない

 

これがこの本の最も言いたいことですびっくり

 

 

今や自動車や電気やスマホは私たちの生活にとってごく自然なものとなってしまっていて、それらがない世界など、今では考えられない状況です。

 

しかし、いまのこの社会は、人間の歴史のほんの一瞬に過ぎません。

 

人類の歴史は500万年、ホモサピエンスから数えても30万年ほどですが、その脳の発達・進化の歴史の中で、99.9%以上の時間を狩猟と採集をして暮らしてきました。

 

ところが、この十年に起きた行動様式の変化は、人類史上最速といってもよいレベルですびっくり

 

 

人間は文化を持った生き物で、自分たちのことを「高等動物」とか言ってますが、昔からの本能はそれほど変わっていないんですキョロキョロ

 

 

本能って何か。

 
 
それはつまり「生き残ること」です。

 

生き残るのに有利な行動に対して、脳ミソは報酬を与えるようになっています。

 

ここで言う報酬というのは、脳内の快楽、つまり「楽しい照れ」とか「気持ちいいーチュー」とか、そういう感覚です。

 

 

例えばね、食べ物を探して高い木に登ってみたら、登らないとわからないところに美味しいフルーツを見つけたとします。

 

そうすると、脳の中で報酬物質がドバーっと出るんですね。

 

そうなると次からまた何度も木に登ってフルーツを探すようになります。

 

そうやって生存に有利な行動に対して、脳ミソが報酬を出すように進化してきたんですが、スマホがその報酬メカニズムを利用(悪用?)するようになったんです。

 

スマホがピローンとなって、通知マークがついたのを見るだけで脳の報酬系は反応するし、スワイプして新しい情報が出てくるだけでも反応するんです。

 

 

太古の昔、新しい情報というのは生きるための情報でした。

 

「あそこの池には魚がいるらしい」

 

「猛獣が近づいてきている」

 

そういった新しい情報が脳に入ってくることで報酬系が働くようになっているわけです。

 

 

もちろんそういう重要な情報だけに反応してくれればいいんですが、残念ながら脳の報酬系は意味があるかどうかに関わらず反応してしまうんですよね。

 

そうなると、スマホというのはジャンジャン新しい情報を(要らないのも含めて)送ってくるので、その度に脳は快楽を覚えてしまうんですニヤニヤ

 

だから意味もないのに何となくスマホをいじってしまうんですね滝汗

 

しかも、ある調査によると、スマホを持っている人は10分に1回触っちゃうそうな。

 

しかもしかも、細かい操作なども含めると、スマホの画面を1日に2600回も触ってるんだってポーン

 

その度に、小さな報酬を脳が出して受け取ってしてるわけです。

 

そりゃ依存になるよねゲッソリ

 

 

覚醒剤や麻薬などのドラッグも、基本的には脳内の報酬系に作用して、幸福感を爆上げします。

 

アルコールなんかも基本的には同じ。

 

でもそれらは大人も「ヤバい」ということを理解している。

 

 

ところがスマホは罪悪感というか、蝕まれている感が非常に弱いんですよねアセアセ

 

だからこそ危ない。

 

そう思うんです。

 

 

つい最近、ミカタ、面白いパズルゲームをダウンロードしちゃったんですよね。

 

最高に面白くって、気がつくと1時間2時間たってしまうんです。

 

なんでそんなに面白く感じてしまうのかと考えてみたんですが、やっぱりね、この本に買いてあるように、ちょっとした成功体験を積み重ねることで脳内の報酬系が働いてるんです。

 

いつもは眠くなる昼休みも、そのゲームをしていると眠くならないし、休憩なし午後・夕方と診察しても大丈夫だったり、でも、その日が終わるとドッと疲れるみたいな。

 

ちょっとおかしなことになったんですよね。で、

 

「あ、これはドラッグみたいなもんだな」

 

と感じて、そのゲームは削除しましたバツレッド

 

 

有名な話ですが、スティーブ・ジョブズは自身のコドモには、iPhoneを持たせなかったという話があります。

 

依存症を作ると言うことは彼はわかっていたんじゃないかと言う説もあります滝汗

 

 

大人でもうっかりハマっちゃうわけですから、コドモたちはアッサリやられちゃいますよね。

 

なので、ここは大人も含めて対策が必要だと感じるわけです。

 

 

、、、ちょっと長くなってきましたね。

 

 

明日は続きをお話ししましょう。

 

 

 

では今日はこのへんでウインク

 

また明日もこのブログでお会いしましょうバイバイ

 

 

 

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