こんにちは
コドモのミカタです
さて、連日ウイルス性胃腸炎のついて解説していますが、今日はそもそもどうして胃腸炎は嘔吐したのちに下痢をするのか、そのあたりのところを解説してみたいと思います
では行ってみましょう
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ウイルス性胃腸炎の別名は「感染性胃腸炎」だったり「嘔吐下痢症」と呼ばれたりします。
胃腸炎というのは、「胃炎」+「腸炎」ですので、それぞれの症状として、嘔吐と下痢が対応します
一口に「胃腸炎」と言いますが、タイムラインとしては「胃炎の時間帯」と「腸炎の時間帯」にはタイムラグがあります
繰り返しますが、胃炎の症状は「嘔吐」ですし、腸炎の症状は「下痢」です。
胃腸炎を起こすウイルスは口から入ってきて、まず胃に入ります。
カラダが「こいつはヤバいヤツが入ってきたぞ、追い出せ~!」と追い返すのが、嘔吐という防御反応です。
でも、100%追い返すことはできないので、一部は小腸にウイルスが侵入してしまいます
そうすると、追い出すためにはどんどん下に追いやって、便として追い出すしかないので、ジャンジャン水を流して追い出そうとします。これが下痢という生理現象ですね
だから、ちょっとしたタイムラグが発生するわけですね
で、大体慌てて連れてこられるのは、繰り替えす嘔吐がみられる「胃炎」の時期です。
そんな時期にオナカを診察すると、いろんなことがわかります
聴診すると消化管がピタッと止まっているのか、激しく動いているのかわかりますし、丁寧に触診すると腸の中が空虚なのか、水っぽい便でいっぱいなのか、あるいは硬い便が詰まっていて嘔吐しているのか。
個人的に尊敬しているあるドクターは「腹筋の硬さで低血糖がわかる」と言います
ミカタはまだその領域にはいけてませんが
そんな神業はともかく、丁寧に診察することで色んな情報を得られるので、今その子の胃腸炎がどういう状態にあるのか、どういうタイミングにいるのかがある程度わかるので、その後の経過がある程度予測できます。
「家に帰ったころに、下痢するかもね~」
とか、
「坐薬今入れておいたら、薬局でお薬もらって家帰ったころには少し水分とれるようになってると思うよ~」
とか、
「まだしばらく吐き続けると思うから、欲しがっても一気にたくさん与えたらアカンよ~」
とか、そんなアドバイスをしてあげることができます。
ママからすると、
「昨日先生が言ったとおり、家に帰ったら激しい下痢が始まりました。オムツ履かせておいてよかったです~。でもなんでそんな未来が見えるんですか~!?」
という嬉し恥ずかしいご感想を時々頂きますが、そりゃコッチはそれが仕事ですから
「下痢してるから整腸剤のませましょう」くらいの対応では、わざわざ受診してもらう意味がないですよね。
整腸剤くらいは薬局行けば売ってますから。
(ヒトにはヒトの乳酸菌というアレです)
小児科の仕事の大半は育児アドバイザーですから
そこがお薬屋さんとの違いですので、頑張りますよ〜
では今日はこのへんで
また明日もこのブログでお会いしましょう
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